京都 光悦寺~源光庵
京都はお寺や神社がいっぱいあります。地元の人はいちいち全部知ってるわけではありません。
光悦寺と源光庵は初めて行ったのですがココ気に入りました!
実は私の高校はこのすぐ近くにあって、部活でしょっちゅうこの前を走っていたはずなんですが、まったくこのお寺の存在を知りませんでした。京都って奥が深いですね。
光悦寺は地下鉄北大路駅からタクシーで10分程のところにあります。金額にすると1000円位。市街地から少し離れるので、自然豊かで気持ちいいです。何より人が少ない!!GW中にも関わらずほとんど観光客がいませんでした。
光悦寺は、桃山・江戸時代の芸術家で、刀剣の鑑定のほか芸術指導者として活躍した本阿弥光悦建てたものだそうです。芸術家だけあって境内の庭には茶室がたくさん建てられています。
光悦寺独特の竹垣、「光悦垣」臥牛垣(ねうしがき)も見所だそうです。が、イマイチ良さが分かりませんでしたが。。
新緑の季節も良いですが、紅葉の時期もきっと綺麗なんでしょうね。椅子に座って景色を眺めてるだけで楽しかったです。
続いて源光庵。
光悦寺のすぐとなりにあります。ここの「悟りの窓」と「迷いの窓」は有名です。また血天井も一見の価値あります。
境内の天井を見るとすこし赤く染みがあるのに気が付きます。これが血天井です。
慶長5(1600)年、徳川家康の忠臣であった鳥居彦右衛門元忠の一党が、石田三成の軍勢と交戦した際に、生き残ったおよそ380人全員も自刃し、流れた血痕が床に残されました。この血痕の残された床板を天井にあげ、一党の魂の供養が行われたとのこと。このためよく見ると天井に人の足痕の血痕が残ってるのがわかります。かなりの血が流れたんですね。
そしてこれが有名な「迷いの窓」と「悟りの窓」です。
「迷いの窓」
迷いの窓の四角い形は、人間が誕生し、一生を終えるまで逃れることのできない過程、つまり「人間の生涯」を4つの角で象徴しています。この「迷い」とは「釈迦の四苦」のことで、この窓が生老病死の四苦八苦を表しているといわれています。
「悟りの窓」
悟りの窓の丸い形は、「禅と円通」の心が表されています。ありのままの自然の姿、清らか、偏見のない姿、つまり悟りの境地を開くことができ、丸い形(円)は大宇宙を表現しています。
この2つのお寺は穴場的にオススメです。少し近くに金閣寺もありますが、あそこは人が多いしなんとなく金ピカで品が無いのであんまり好きじゃないんですよね。