駄菓子屋で食べる本物のしずーかおでん |水野菓子店 静岡市
B級グルメブームですっかり全国的に有名になった静岡おでんですが、これまでちゃんとした「静岡おでん」ってあんまり食べたことありませんでした。というわけで、今日は静岡市内にある100年続いているという静岡おでんを食べさせてくれるお店「水野菓子店」に行ってきました。ちなみに、静岡おでんは静岡では「しぞーかおでん」と発音します。だからどうと言うことないのですが、一応念の為に。
この水野菓子店という名前を聞いて、まず何故菓子店?っと思いました。おでんって飲み屋さんのイメージがありますよね。そんな疑問を持ちつつ、お店に到着。
国道一号線に面したお店は、昔からある駄菓子屋さんの風情です。店に入ると真ん中におでんの大きな鍋があり、周りで食事をしてる二人組みがいました。先客かな?っと思ったら、お店のおばちゃんとおかあさんが遅めのお昼ゴハンを食べているところでした。庶民的なお店です。すぐに席を開けてくれてお鍋の前に着席。
アルマイトの大きなお鍋に真っ黒なダシがコトコト煮えています。串の刺さったおでんの具がダシを吸って美味しそうです。
値段は一串60円とか70円でとにかく安い!おにぎり等もあるので、お昼ゴハンにも良さそうです。ただ、あくまで駄菓子屋ですのでお酒は置いていないようです。
自分で勝手に好きなおでんをお皿にとって、静岡おでんの特徴である「ダシ粉」を掛けて頂きます。ダシの色は濃いですが、味は薄口でとてもまろやかです。長年熟成されてきた旨味があります。居酒屋で出るようなお酒のお供というよりは、「おやつ」に近いです。あっさりと煮たての糸こんにゃくはプツプツと歯ごたえよくって、モツはアブラの旨味がダシによくあってて絶品です。もちろん、静岡おでん名物の黒ハンペンもオススメです。
気さくなお店のおばちゃんと話しを聞くと、もともとおでんは駄菓子屋で子供が食べるものだったとか。居酒屋でおでん食べるようになったのは、後のことなんだそうです。そういえば、おそ松くんのチビ太っておでん持ってましたよね。そういうことなんですね。
けっこうたくさん食べても数百円程度でした。こういうお店は楽しくっていいですね。静岡に遊びに来てちょっと小腹が空いた時に立ち寄るとかに良さそうです。
店名 水野菓子店 (みずのかしてん)
TEL・予約 054-253-3260
住所 静岡県静岡市葵区本通2-2-17
営業時間 8:00~19:00
日曜営業
定休日 不定休