愛と哀しみのボレロ |映画
フランス、アメリカ、ドイツ、ソビエトと4カ国で親子3代に渡る物語。場所と時を超えてラストのチャリテーコンサートに集結する。綿密で壮大なストーリーは圧巻。ラストのボレロのダンスだけでも一見の価値あり。長い映画だけど、良作でした。
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内容紹介
クロード・ルルーシュ×フランシス・レイ×ミシェル・ルグラン
流麗な映像と甘美なメロディの数々が、ラヴェルのボレロへとなだれ込む人間賛歌!
フランス映画界きっての映像詩人クロード・ルルーシュが制作・脚本・監督を兼任し、持てる力をすべて注いだ自らのキャリア=人生の「総決算」的ミュージカル歴史大作。
モスクワ、パリ、ベルリン、ニューヨーク。四か国四都市に暮らす四つのショウビジネス一家が、第二次世界大戦の悲劇を乗り越えて戦後の荒波を生き抜き、現代のパリで合流するまでを、ルルーシュは台詞に頼ることを極力避けながら、映像と音楽の力で見事に描き切った。
ルドルフ・ヌレエフ、エディット・ピアフ、ヘルベルト・フォン・カラヤン、グレン・ミラーといった実在のアーティストをモデルとした登場人物たちが交錯する、虚実織り混ぜた波乱万丈の物語を彩るのは、フランス、ポーランド、アメリカを代表する新旧の実力派俳優、ダンサー、ミュージシャンたち。
物語の進行に不可欠となる音楽を担当したのは、ルルーシュの盟友フランシス・レイと、レイと並ぶフランス映画音楽界の巨匠ミシェル・ルグラン。ルルーシュ作品の音楽をルグランが手掛けるのも、レイとルグランの夢のコラボレーションも、本作が最初で最後の貴重な機会となった。
エッフェル塔を臨むトロカデロ広場で、世界的舞踏家ジョルジュ・ドンがラヴェルの“ボレロ”のリズムとメロディに合わせて披露するダンス(振り付けはモーリス・ベジャール)は、映画史上に残る圧巻のクライマックスを形成する。
フランスでは公開時に300万人を超える観客を動員、大ヒットを記録した。