夏の京都は鱧ですね |大喜久 北白川
狭くて入れないとタクシーを降ろされ、初夏の京を高台に向かって歩くこと5分。
急な坂道に入る手前にひっそりと佇んでいました。
のれんをくぐると、ミシュラン1つ星というイメージとは違って、5、6人入ればいっぱいになりそうなこじんまりとしたカウンター席です。
メニューは鱧懐石のみ1万5000円です。
ハモのこと湯葉あえ ゆず風味
骨が全然気にならなくて、これまで食べてきた鱧は何だったんだろう。
鱧切りの技術もさることながら、味付けとか組み合わせとか、料理としての完成度も高し!!
田舎町に住んでいると、中々こういう丁寧な料理は食べられないな、、、。
ハモの茶碗蒸し
鱧のお造り
お造りは、初めて。上品な甘味があります。
鱧の湯引きと焼き湯引き
一番馴染みがあるだけに、一番違いが際立ちます。
花が咲いたみたいにふわっとして、口に入れてもふわふわしたまま、溶けていきます。
梅肉も醤油も美味しい。
鱧の葛たたき
鱧の源平焼き
白焼きと蒲焼の色を見立てて源平焼きだそうです。
淡白で、あっさりしていて美味しかったです。
賀茂茄子の鱧と海老のそぼろ餡かけ
鱧のしゃぶしゃぶ
鱧が丸まって、動いてきたら食べごろなんだとか。
火をしっかり通した方が柔らかくなるらしいです。
鱧の出汁って甘くて美味いんですね。知らなかった。
意外と油が出ます。フグの出汁に似てるのですが、
なんというか、フグの出汁をちょっと硬派にした感じです。
焼き鱧と新生姜のごはん
京野菜で作った特製のシャーベット
鱧切りの技術は抜群。
技術だけに溺れること無く、味付けにも品があるし、料理の一つ一つに必然性があるんですよね。
夏は鱧だけになるけれど、それ以外のシーズンは普通の懐石料理になるそうです。
冬はフグもやっているとか。
店の大将も名店にありがちな威張ったところがなくて、安心して食べられます。
ほんと美味しかった。
特に鱧が好きではない人も行く価値有りです。
欠点は、他の店の鱧を美味しいと思えなくなってしまうこと。
行くときは気をつけてください。
帰りのタクシーは、京都の路地に負けずに店まで来てくれました。
店名 大喜久 (だいきく)
TEL 075-724-8159
住所 京都府京都市左京区北白川丸山町1-115
交通手段
京阪電鉄・出町柳駅より車で10分位。
駐車可能台数が少ないので自家用車での来店は予約時に
その旨を告げる必要があるそうです。
(駐車は店舗前に2台程度)
市バス:3系統仕伏町行き・終点:仕伏町下車徒歩3分
茶山駅から1,437m
営業時間
12:00~14:00(来店は12:00~12:15迄に)
17:00~22:00(L.O20:00)
定休日 不定休(前々日以前2名以上の完全予約制)
予約 完全予約制
カード 不可
ホームページ http://www.f7.dion.ne.jp/~daikiku/
京都 京料理 懐石 大喜久
公式HP