インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌 |映画

久しぶりに映画館で映画を鑑賞。静岡に住んで数年だけど、シネマイーラは初めてだった気がする。

コーエン兄弟の最新作を観てきました。ボブ・ディランが憧れていたとううフォーク・シンガーを描いた作品です。カンヌ映画祭でグランプリを受賞しています。

作品はこれまでのコーエン兄弟のような、坂道を転がり落ちるような展開があるわけでもなく、ブラックなユーモアがあるわけでもないので、やや地味な印象があります。淡々と主人公の1週間を描いていますが、なんだか心に余韻が残る作品です。

フォークシンガーの主人公がフォークシンガー仲間の女性から妊娠を打ち明けられる。仕事で成功を求めてシカゴに行くが、「金になる歌じゃない」と言われ、かといって自分のスタイルを変更することができない。いっそ歌手は辞めて船乗りになろうとするが、会費が未納で免許再発行の費用もないためそれもできず。結局、NYのもとのライブハウスで歌を歌い続ける主人公。ラストで若かりしボブ・ディランと思われる人物が同じステージで歌を歌ってる場面で映画は終わる。

何をやってもうまくいかず、自分の人生を見つめ直しながら、結局歌手を続ける主人公ですが、この主人公のようなたくさんの歌手がいるなかでボブ・ディランが誕生していったのかと感じました。

主人公演じるオスカー・アイザックは生で歌を歌ってるそうですが、歌のシーンはどれも良いです。
公式HPの予告編で少し聴くことができます。

『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』公式サイト

(以下公式HPから引用)

[STORY]
物語の舞台はまだマスコミやレコード会社などが発達していなかった1961年、NYのグリニッジ・ヴィレッジ。ライブハウスで歌うフォーク・シンガーのルーウィン・デイヴィスは、最近何をやっても裏目に出てばかり。一文無しで知り合いの家を泊まり歩く日々。つい手を出した女友達からは妊娠したことを告げられ、おまけに仕方なく預かるはめになった猫にも振り回される始末。山積みになったトラブルから逃げ出すようにルーウィンはギターと猫を抱えて人生を見つめ直す旅に出る。ジャズ・ミュージシャン、ローランドとの悪夢のようなドライブ、歌への信念を曲げれば成功するかもしれなかった有名プロデューサーのオーディション、年老いた父との再会の末、とうとう歌をやめて父と同じ船員に戻ろうと決意するが、それさえもうまくいかない。旅から戻りあらゆることに苦しめられ打ち拉がれたルーウィンはまたNYのライブハウスにいた。歌い終えたルーウィンがふとステージに目をやると、そこにはやがてフォークの世界を大きく変えることになる無造作な身なりの若者、ボブ・ディランらしきシンガーの姿が。同じような日々がまた回り始めたかのようにみえるルーウィンの人生。しかしその外側で、彼の想いを受け継いだかのように、新しい時代がすぐそこまでやってきていた……。

[INTRODUCTION]
ボブ・ディランが憧れた伝説のシンガーの回想録を元にコーエン兄弟が映画化! ひたむきに生きて、歌い続けた名もなきシンガーと猫との1週間の物語。

 アカデミー賞®監督コーエン兄弟の最新作『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』は、ボブ・ディランが憧れた伝説のフォーク・シンガー、デイヴ・ヴァン・ロンクの回想録をベースに兄弟が脚色。カンヌ国際映画祭において大絶賛と共に見事グランプリを受賞しコーエン兄弟の健在ぶりを世界に知らしめた。  
 物語の舞台は1961年、NYのグリニッジ・ヴィレッジ。ライブハウスで歌うフォーク・シンガーのルーウェン・デイヴィスは、最近何をやっても裏目に出てばかりだった。レコードはまったく売れず、一文無しで知り合いの家を泊まり歩く日々。つい手を出した女友達からは妊娠したことを告げられ、おまけに仕方なく預かるはめになった猫にも振り回される始末。そんなトラブル続きの日常から逃げ出すように、ルーウィンはギターと猫を抱えて人生を見つめ直す旅に出る…。

彼らがいなかったらボブ・ディランは誕生しなかったかもしれない

 ルーウィン・デイヴィスのモデルになったのは、1960年代グリニッジ・ヴィレッジのフォーク・シーンの中心的人物だったフォーク・シンガー、デイヴ・ヴァン・ロンク。ボブ・ディランとも交流があり彼が憧れたというヴァン・ロンクの回想録にインスパイアされコーエン兄弟はこの物語を作り出した。映画の舞台となる1961年のNYではフォーク・ミュージックが流行、多くの若者たちがコーヒーハウスと呼ばれたライブハウスでフォーク・シンガーの歌に耳を傾けていた。ルーウィンもそんなフォーク・シンガーの一人。フォーク・ミュージックをこよなく愛し、ひたむきに生きるルーウィンのような名もなきシンガーの活動がなければ、ディランのような新しい才能は生まれなかった。移り行く時代のなかで打ち拉がれ、何度も夢を諦めかけながらも懸命に生きるルーウィンの姿をとおして理想と現実の間で悩んだり、うまくいかない人生に悪戦苦闘する人々にエールを送るコーエン兄弟の新たな傑作が誕生した。

映画を彩る選び抜かれたフォーク・ソングの名曲の数々
オスカー・アイザックの奇跡の歌声に心が震える

 ツキに見放されながらも人々を魅了する歌声を持ったルーウィン・デイヴィスを演じるのは、映画初主演となる本作で一躍脚光を浴びたオスカー・アイザック。今回、劇中のライブ・シーンをすべて吹き替えなしの生の録音で挑み、観る者の心を揺さぶる見事なギター・プレイと歌声を披露している。共演には『華麗なるギャツビー』(12)のキャリー・マリガン、ミュージシャンのみならず俳優としても注目を集めるジャスティン・ティンバーレイク。また、音楽プロデュースを手掛けるのはコーエン兄弟監督作、グラミー賞受賞の『オー!ブラザー』(00)などを手がけた名プロデューサー、T・ボーン・バーネット他人気フォーク・ロック・バンド、マムフォード・アンド・サンズのマーカス・マムフォードも参加している。さらに音楽だけでなく美しく、淡い色合いで映し出された60年代初期のNY、グリニッジ・ヴィレッジの街並や若者達のファッションにも注目したいところ。尚、本作がコーエン兄弟の最後のプリント作品になるといわれている。


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