おもてなしが最高な宿です |仙仁温泉 岩の湯 長野県
1年待たないと予約が取れないと評判の温泉宿「仙仁温泉 岩の湯」です。運良く年末にキャンセルがあって宿泊することができました。
12月末の長野は高速道路の道中からチラチラと白い雪が見え始めます。スタッドレスを履いて行ったのですが、幸いにも無くても問題無い程度の雪で無事に宿に到着しました。
宿の駐車場に着くと、宿の方が案内してくれます。ここの宿はスタッフの方の対応が最高に良いので評判ですが噂通り感じがいいです。高級宿にありがちな気取った感じがなくって、でも親切で丁寧で。宿の門をくぐって本館に案内されます。
雪だるまが出迎えてくれます。
おなじみの日本秘湯を守る会の提灯です。
チェックインの際にロビーで抹茶とお菓子を頂きます。美味しいです。
建物自体は決して新しくないですし、豪華で最新設備のあるような宿ではないですが、清潔でアンティークな調度品に囲まれていると、とても落ち着きます。
窓の外の庭の池はモクモクと湯気が立ってます。聞いてみると、温泉のお湯が流れこんで、その中で鯉を飼っているそうです。茹だってしまわないのかな。
お部屋に案内してもらいました。
部屋は清潔で落ち着きます。
ここの宿14:00からチェックイン可で、チェックアウトは12:00までとなっています。私は15:00過ぎに宿に付いたのですが、早めに宿に来ている人が多かったです。ちなみに翌日もギリギリまで宿でゆっくりしていました。
ベランダです。雪が積もって寒かったのでこちらはあまり利用しませんでしたが。
部屋に着いたら一息つくのもソコソコにして、浴衣に着替えて早速温泉へ向かいました。
こちらが名物の岩窟仙人風呂です。
このお風呂はその名のとおり洞窟が温泉になっています。洞窟は場所に寄っては天井が低く迷路の様になっています。しかも混浴です!!っといっても男女ともにズボンと湯浴み着用が義務となっているのでまったく抵抗なく入れます。脱衣所から内湯は男女別になっていて、内湯の奥に洞窟風呂があります。洞窟風呂のお湯はかなり温めですが、洞窟の中が自然のサウナになっていてゆっくりつかっていると思いのほかに体が温まります。洞窟の中は明かりも暗めでちょっとした探検気分が味わえます。
洞窟風呂の他に借り切りの家族風呂が4つあって空いていれば24時間いつでも入浴できます。私の宿泊した日はかなりお客が多かったようで、既に別の客が入っていることが多かったです。
家族風呂はそれぞれ作りが違って、それぞれ露天風呂があったりジャグジーがついてたりといいお風呂でした。
夕食です。この辺りで取れた地のものをつかった料理が出てきます。山の宿なのに海の幸を出す宿はいくら超高級な食材をつかっていてもあんまり好きじゃないですが、ここの料理はどれも繊細で美味しかったです。正直料理だけでもものすごくコストパフォーマンスが高いと思います。
ここからは朝食です。
宿の中には読書ルームの小部屋が幾つかあります。座りごこちの良いソファーや椅子があってのんびりと読書できます。
コーヒーや紅茶など自由に飲めるのでゆっくりくつろげます。季節柄受験生と思われる子が一晩中勉強していて気の毒でしたw
とても居心地良くって料理が美味しくって温泉が源泉掛け流しのいいお湯が出る宿です。こんなにいい宿なのに宿泊料金が2~3万円台で、そんなに気取ったところがないのが人気の秘密だと思います。
ここの宿の予約ですが、宿公式Webサイトやオンラインで予約できるHPはありません。直接宿にTELして予約する必要があります。
予約は11ヶ月前の毎月1日8:00から予約受け付け開始となります。大変人気の宿なので休日に予約するのは大変困難ですが、キャンセル待ちができてキャンセルが出れば連絡がもらえるとのことです。また、かなり早い時期から予約する人が多いので直前になってキャンセルするお客も多いようです。
今回ワタシが年末に予約出来たのは直前にTELで空き状況を確認したらたまたまキャンセルが出て部屋に空きがあったからでした。旅行の予定を立てる時にはダメ元でも電話で空き状況を確認してみると意外と予約が取れるかも!?
「仙仁温泉 岩の湯」
住所 長野県須坂市仁礼町3159
電話番号 026-245-2453
アクセス 長野駅から長野電鉄須坂駅下車、仙仁行きバス終点下車。
宿泊料金 1泊2食付26,000円~
お風呂の種類と数 内風呂:男女各1/洞窟風呂:混浴1/貸切風呂:4/家族風呂:1
日帰り時間 日帰り不可
温泉データ
源泉名 (自家源泉)
泉質 単純温泉(弱アルカリ性低張性温泉)
湧出量 自然湧出
PH 8.0(弱アルカリ性)
湯使い 源泉掛け流し/加温